理事長所信


 

 Life Goes On

 

~この瞬間が明日の自分を創る~

                      

 

【はじめに】

 1949年、東京青年商工会議所設立から、日本の青年会議所運動は始まりました。青年会議所の行動綱領である「修練」「奉仕」「友情」の三信条は、諸先輩方から受け継がれ70年経った今も変わらず私たちの活動の理念となっています。2020年は新型コロナウイルスの影響の中で世界中の沢山の方々が苦しみ、私たちの活動も制限をされた中でのものとなりました。今年度も同様の事態が想定されますが、今の時代にこそ必要とされている活動とは何かを常に自問自答し、既成概念にとらわれず大胆な発想のもと新たな時代を切り拓く先駆者になります。修練から自己成長につながり、その過程で信頼関係が生まれ友情となり奉仕の気持ちが育まれる。受け継がれてきた三つの信条をもとに私たちは次世代へ向けて勇気を持ち新たな一歩を踏み出します。

 

【まちづくり】

日本全体の高齢化率が上がる中、私たちの活動エリアは他の地域と比べ高齢化率が低く、今後も若い世代の人口の増加が見込めるまちです。しかし、団塊の世代の方々が75歳を迎え日本が超高齢社会に突入する事で起きるとされている2025年問題も目前に控えています。その様な状況の中、子どもからシニア世代まで相互支援の可能な事業展開が求められていると考えています。子ども達には同世代を含め、多世代と交流をする事で、人と人とのつながりの大切さをあらためて知ってほしい。その経験をもとに社会性を育み成長の一助となれるように努力をしてまいります。そして、シニア世代が中心となり今まで培ってこられた経験を次世代につなげていく場を設ける。その活動をきっかけの一つとして継続的に地域との関りを持てる事を目指していきます。また、我々の世代が多世代の人々や他団体との交流を大切にしてシビックプライドの向上、笑顔が溢れ活気のある地域コミュニティーの創造に尽力してまいります。

 

【組織づくり】

全国的に青年会議所の会員数減少が広がる中、私たちも同様の問題を抱えています。その中でも吉川青年会議所は、入会歴の浅いメンバーも積極的に事業に参加し活発な活動を出来ている事が強みだと考えます。その強みを生かし育LOMM宣言をしたLOMとして、その方針からぶれることのない運営を行い、ワークライフバランスを考え女性や時間に融通のききにくい職業の方でも参加をしやすい組織づくりを行います。また私たちが各世代や他団体との橋渡しになる事で新たな学びを得てメンバーの成長にもつなげていきます。

 

【結びに】

同じ意識や目的を持った人々がつながる事で、生まれるものの素晴らしさを実感できる活動を行ってまいります。一つの出会いからそれを絆と呼べる関係にまで育む事で、この地域にとって必要不可欠な存在となります。既成概念にとらわれず組織改革も進め、吉川青年会議所として今後歩むべき道しるべとなれる様な2021年にしてまいります。

この瞬間の判断や行動が次の瞬間の自分を創り、そして未来の自分を創る。失敗を恐れては大胆な変革は起こせない。この時を共に楽しもう。

 

【活動内容】

・子どもに人と人とのつながりの大切さを知ってもらう事業。

・シニア世代が活躍し第三の人生を有意義なものに出来る事業。

・私たちの世代が中心となり多世代間での交流が生まれシビックプライドの向上が期待できる事業。